支援事例

株式会社タバタG&T

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課題大: 売上拡大

地元信用金庫と連携して行った「おりん」の商品開発・販路開拓支援

株式会社タバタG&T
代表:田畑 辰夫(たばた たつお)
住所:〒939-0156 富山県高岡市福岡町小野221-2

<事業者概要>
創業以来30年にわたり、自営業で自動車部品の金属加工を請け負う工場を営む。金属加工の技術が評価され、平成29年法人成り。株式会社化。自社で加工技術を学んだ職人を部品工場へ派遣する事業へ変化させたため、自社工場できたスペースを利用し、地元のおりん販売業者から加工の委託を受注開始。1つ1つ手作業であることが付加価値になり、継続的に委託を受けるようになった。

相談のきっかけ

下請けではなく、自身がデザインした商品を直販したい

手作業での金属加工技術が好評で、おりんの製造メーカーから加工委託を受注し受けはじめた。
自社スペースの有効活用や、加工技術向上の目的もあったため、当初は売上を意識していなかった。
しかし、発注数が増えてくるうちに今の加工賃(1個260円/販売価格約6,000円)では、生産量を拡大することが難しいと判断。
自社事業として、おりんの製造や自主販売を行っていくことを目論み、高岡信用金庫に相談。当拠点を紹介され、相談に至った。

課題

自社の想いを表現するコンセプト設計・新商品開発が課題

紹介元の信用金庫が主催するマッチング商談会への出品を販路拡大の第一にと考えていた相談者。
そのためCOはまず、相談者がなぜ「おりん」を販売したいのか、どんな人に喜んでもらいたいのかを知るため「ペルソナ設定」を実施。すると、今までの仏壇に置く暗いイメージではなく、デザインや音色を楽しみ癒される存在でありたいという想いが分かった。
一方、自社が今まで制作していたおりんは、伝統的なデザインが多く、相談者の想いと異なる使用目的であることが想定された。また、今までは製品のみを納品していたため、パッケージなどの納品物一式の用意や販路の開拓も必要であると判断した。
そこで、「商談会に向けたスケジューリング」「商品コンセプト作成」「デザイン・パッケージ開発」「販路開拓」を課題として設定し、支援に取り組むことにした。

支援内容

独自性をもったおりんの開発と商談方法取得の支援

  1. 商品として納品するために足りないものの洗い出し、スケジュールを作成。
  2. 商品コンセプト作成。ペルソナ設定36項目から、競合優位性があり自社の想いを叶える上で必須のキーワードを抽出し、ストーリーを作成。HPや商品納品カードにも使用した。
  3. 仏具のイメージから一歩踏み出す「カラーおりん」の提案。相談者の想いを尊重し、競合優位な価値付けを狙った。(相談者は色付け技術を有するため)
  4. 紹介元の信用金庫と連携し、パッケージ会社の選定支援。
  5. 展示会でのプレゼン資料の作成、プレゼンの練習。職人気質の社長が、商談相手に要点を伝えられるように、紙芝居を作成した。
  6. SNSや自社ECサイトの開設や、写真撮影のコツ・商品紹介ページの表現方法も支援した。

支援のポイント、気をつけたこと

新事業かつ新商品開発が初めてのため、職人気質の相談者がステークホルダーを巻き込み開発を進めていくのが難しく、行き詰っている様子が見受けられた。
そのため、相談者の想いを傾聴し、言語化することで、ステークホルダーとの意思統一を図るよう支援した。
言語化してあることで、相談者自身も迷った時に立ち返ることができたようであった。
また、紹介元の信用金庫と連携し、スケジュール通りに進行しているかサポートを行った。

支援の成果

目標としていた商談会で初受注

完成したおりんは、「ろくろ師の手わざ 縁がさねリン」としてシリーズ化して販売。
・高岡信用金庫商談会 1社成約
・東京ケーブルテレビで取り上げられ、落語家からの受注。話芸で使用される。
・若手僧侶グループからの発注(檀家30件分)
始めて、自社の名前のおりんを販売することができた。今後、ネット販売のSEO強化や各種展示会への出展も予定している。

相談者の声

自分たちだけでは、何から始めたらいいか分からないところを、根気強くサポートして頂いたおかげで、形にすることができました。考えを押し付けるのではなく、自分たちが大切にしている点を尊重してくれたので、進めていくのが楽しくもあり自信にも繋がりました。